賃貸経営をしていると次の入居者につなげるための原状回復工事が必要になります。
そもそも何から始めればいいのか分からない。
最近人気のリノベーションが空室対策に効果的と聞くが費用はどのくらいかかるのか?
賃貸オーナー様に必要な情報を解説します!
原状回復
原状回復とは…クロスの張替えやハウスクリーニングなどを行い入居時の状態に戻すこと。
では、原状回復の工事は具体的にどのようなことをするかご説明します。
1.ハウスクリーニング
掃除をしていてもどうしても汚れは溜まってきます。
掃除が行き届かない場所も多くあります。
そんな溜まった汚れは、素人ではなかなか落ちないものです。
プロの業者によるハウスクリーニングで、入居時の綺麗さに戻します。
ハウスクリーニングの費用相場:💰3万円~6万円(2LDK-3LDK)
2.壁・天井の張替え
壁や天井のクロスは、日照による変色や汚れ、
画鋲による穴などが必ず発生します。
次の入居者につなげるためには、クロスの張替えは必要です。
クロスを張り替えるだけでも、印象は大きく変わります。
クロス張替え費用相場:平米1500円
💰30万円~50万円(2LDK-3LDK)
3.床(フローリング)の張替え
フローリングやクッションフロアなどの床材は、気づかないうちに
細かい傷がついているものです。
軽い補修で済むこともあれば、張替えを行うことも少なくないです。
床張り替え相場:💰50万円~100万円(2LDK-3LDK)
4.補修
床や建具など交換不要なキズや凹みは、補修で直します。
交換よりは安いですが、専門的な技術が必要ですので費用は高めです。
補修相場:💰3万円~5万円
5.畳や襖の張替え
和室がある場合は、畳や襖も劣化しますので、張替えが必要です。
畳:1畳あたり💰4500円~6000円
襖:1枚あたり💰3000円~5000円
原状回復にかかる費用は誰が負担するのか
原状回復にかかる費用は、オーナー様が負担するものと、
退居される方が負担するものがあります。
通常の住まい方や使い方をしていても発生すると考えられるものは
オーナー様負担。
通常使用等による結果とは考えられないものは、
退居される方の負担となります。
具体的には👇👇
退居される方には、一般的に敷金から[原状回復+ハウスクリーニング]
の費用を差し引いた分を精算して返金します。
(※契約内容によって異なります。)
リノベーション
リノベーションとは…
既存の建築物に改修を加え、価値を高めること。
ライフスタイルに合わせ、例えば、3DK→2LDKなどの間取り変更や
和室から洋室への変更などをリノベーションといいます。
昨今は、ライフスタイルに合わせてトレンドの間取りが変わってきています。
築年数が経っている場合は、どうしてもトレンドに合っておらずなかなか入居者が決まらないということがあります。
築年数が経っていても、リノベーションで新築同様のオシャレな内装にすることができるます。
原状回復や一部のリフォームより費用と時間がかかるデメリットはありますが、入居者が決まりやすくなり人気物件になるメリットがあります。
2LDK~3LDKのお部屋のリノベーションをする場合の費用相場は、
💰300万円~500万円くらいです!!
空室がなかなか埋まらずお困りの場合は、思い切ってリノベーションをしてみることも空室対策として有効です。
何から始めればいいの?
■オーナー様(大家さん)と、施工会社の流れ
完工してすぐ入居ができるよう、施工の間に入居者を募集しておくのがオススメです。
また最初の工務店選びは大変かと思います。
工務店によってメリット・デメリットがありますので、
見積りは2.3社から相見積りを取り、条件に合う工務店をみつけることが望ましいです。
取りすぎると選べなくなりますので、多くても3社までに。
地元や地域の工務店は、小さなリフォームや工事から請け負い可能なところが多く、大手よりも比較的費用は抑えられる会社が多いです。
良い工務店が見つかれば、次から空室が出た際にスムーズに工事に進めると思いますので、大変ですが最初は必ず相見積もりを取りましょう。
ここまで簡単ですが、賃貸オーナー様に必要な情報を解説させていただきました。
少しでも空室対策に悩んでいるオーナー様の助けになる情報があれば幸いです。
弊社は、埼玉県を中心にリフォーム工事を請け負っています。
賃貸オーナー様からのご依頼も承りますので、まずはお気軽にご相談ください。